片山 博詞 彫刻家/モニュメント空間デザイナー/教育学修士(アートエデュケーション)
これまでさまざまな方との出会いやご縁により、多くのプロジェクトに参加させていただき、その場その場における彫刻・モニュメントが存在すること意味を問い、かたちにして参りました。
その事例として、飲酒運転の犠牲になられた方とそのご遺族の思いを具現化した「生命は輝き・つながる」をテーマにしたモニュメントを糸島市に設置しました。また、JR直方駅前の「大関魁皇像」、小説家林芙美子12歳の姿を表現した「夢馳せる芙美子像」、天草五橋架橋に尽力した「森國久像」、九州大学病院をはじめ病院や老人ホームのモニュメント、各分野の創立者や貢献者を顕彰するモニュメントなどの制作に関わってきました。
これらのプロジェクトを通じて一貫して私が大切にしてきたことは、意味あるモニュメントをつくるためにクライアントの思いや願いを十分把握することであり、関係者からの聞き取りや残された文献を通して考証を深めることです。
クライアントの思いをかたちにできるよう、これからも彫刻家としての研鑽と研究の道を歩んでいきます。
主な作家歴
1963 熊本県植木町(現熊本市北区)に生まれる 1988 第1回個展(長崎新聞社ギャラリー) 1993 片山博詞彫刻展(熊本県立玉名高校図書館) 1996 日本彫刻会新人選抜展-貌(BOU)-展(有楽町朝日ギャラリー) 2000 日本彫刻会新選抜展(銀座ギャラリー青羅) 2004 文化庁主催第38回現代美術選抜展招待出品(全国巡回) 2005 第15回日本彫刻会選抜展(日本橋三越特選画廊) 2006 第41回昭和会展(日動画廊本店)招待出品 「片山博詞彫刻展 -祈りの形象 新しい意味を紡ぐ-」(福岡市美術館) 2007 第42回昭和会展(日動画廊本店)招待出品 2008 第38回日彫展(国立新美術館)審査員 第43回昭和会展(日動画廊本店)賛助出品 2009 第44回昭和会展(日動画廊本店)賛助出品 「片山博詞彫刻展 -土から生まれた生命のかたち-」(フィランソレイユ笹丘) 2010 今日のかたち 昭和会展受賞彫刻作家選抜展 (日動画廊) 福岡市より感謝状を授与される。 2011 「ホルンと彫刻との調べ2011」(ホルン奏者 日髙剛)公演 (東京スペースDO・福岡末永文化センター・長崎県美術館他2会場) 「片山博詞彫刻展-観る・触れる・紡ぐ-福岡展」(フィランソレイユ笹丘) 「片山博詞彫刻展-観る・触れる・紡ぐ-長崎展」(長崎リハビリテーション病院) 2012 「彫刻と筑前琵琶で紡ぐ夕べ」開催(福岡アジア美術館) 第44回日本美術展覧会(日展)審査員 2013 「ホルンと彫刻との調べ2013」(ホルン奏者 日髙剛)神奈川公演 (洗足学園大学音楽ホール) 2014 直方市より感謝状を授与される。 「ホルンと彫刻との調べ2013」(ホルン奏者 日髙剛)福岡公演 (第59回福岡県小学校図画工作教育研究大会講演として 福岡市立南当仁小学校) 2015 「片山博詞彫刻展 -見えるものと見えないものの間で-」(直方谷尾美術館) 「ホルンと彫刻との調べ2015」(ホルン奏者 日髙剛)直方公演(直方谷尾美術館) 「彫刻と筑前琵琶の饗宴」(筑前琵琶奏者 寺田蝶美さん)開催(直方谷尾美術館) 九州昭和会展受賞作家展(福岡日動画廊) 第69回筑豊美術展 招待出品 2016 新収蔵品展 (日展会館) 第70回筑豊美術展(直方谷尾美術館)招待出品 第46回日彫展(東京都美術館)審査員 第50回福岡市美術展(福岡市美術館)審査員 ねんりんピック長崎2016美術展(長崎県美術館)審査員 第66回佐賀県美術展覧会(佐賀県立美術館)審査員 2017 「ホルンと彫刻との調べ2015」(ホルン奏者 日髙剛さん)広島公演(蘭島閣美術館) 「片山博詞彫刻展 触感を通して我々は何かを共有し新しい世界と出会う」 (フィランソレイユ笹丘) 「祈りの響き 彫刻とゴズペルソングの共鳴」 (ゴスペルグループ Sounds of DAZ) (フィランソレイユ笹丘) 「熊本地震復興を祈念して 片山博詞彫刻展 彫刻に触れ つながり 紡ぎ合う」 (社会福祉法人寿量会特別養護老人ホーム天寿園) 「ホルンと彫刻との調べ2017」(ホルン奏者 日髙剛)熊本公演 (特別養護老人ホーム天寿園,熊本機能病院) 「シンガーソングライター樋口了一ライヴ&トーク&彫刻『見えないものを見つめて』」 (特別養護老人ホーム天寿園) 見えない・見にくい人のための福祉機器展in北九州2017 企画展示 (北九州市黒崎駅コムシティ) 第24回福岡市視覚障害者福祉協議会文化祭企画展示(福岡市市民福祉プラザ)(以降毎年) 2018 改組新第5回日本美術展覧会(日展)審査員 2019 「福岡女子大学美術館 第3回春の企画展 片山博詞彫刻展 Dialogue-語りかける彫刻 新しい「私」が生まれる-」(福岡女子大学美術館) 2021 「ユニバーサルミュージアム展 ―触る!触の大博覧会―」(国立民族学博物館) 2022 福岡市視覚障害者福祉協議会より感謝状を授与される 西南学院バプテスト教会創立100周年記念事業 「見えないものはいつまでも続く-祈りで紡ぐ音楽、朗読、彫刻の夕べ-」 2023 「ユニバーサルミュージアム展 ―触る!触の大博覧会―」岡山巡回展2023(KURUN HALL) 触の祭典「ユニバーサル・ミュージアム さわる!めぐる物語」展 (ボーダレス・アートミュージアムNO-MA) 福岡女学院より感謝状を授与される 現在 日展会員/ 日本彫刻会運営委員/ 福岡県美術協会会員/ 筑豊美術協会会員/ 福岡文化連盟会員/ 西日本文化協会会員/
主な受賞歴等
1986 第31回長崎県展{NBC賞} 1986 第41回熊本県美展{奨励賞} 1987 第32回長崎県展{県教育委員会賞} 1988 第43回熊本県美展{熊本県賞} 1989 第44回熊本県美展{協会賞} 1991 第21回日彫展(東京都美術館){奨励賞} 2000 第35回日展(東京都美術館){特選} 2003 第38回日展(東京都美術館){特選} 2007 第42回昭和会展(日動画廊本展) {日動美術財団賞}作品買い上げ 第63回福岡県美展{朝日新聞社賞} 2014 地域文化貢献に関し福岡文化連盟より {青木秀賞奨励賞} 2022 令和3年度福岡市文化賞受賞 2023 第76回筑豊美術展{筑水賞}
主な社会活動
福岡市美術館協議会委員(2024.3月まで) 福岡市男女共同参画審議委員(2024.3月まで) 福岡市六本松街づくり協議会アドバイザー 直方青少年文化協会理事長 ワークショップ・講演 2007 福岡市私立幼稚園連盟研修会実技講師(以降2008,2015,2016開催) 福岡市小学校図画工作教育研究会研修会講演講師 タイトル「私と彫刻 -表現することの意味を問い続けて-」 2008 母校熊本市立田底小学校で講演とワークショップ講師 タイトル「わたしと彫刻 -たくさんのこと、たくさんの人との出会い-」 2010 久月人形学院講師を対象とした造形教室実技講師(東京 浅草橋)(以降2回開催) 2014 第5回「けんびスクールネット」(福岡県立美術館)講師 タイトル「彫刻の魅力-表現することの意味を問い続けて-」 2015 福岡市小学校図画工作教育研究会研修会講演講師 タイトル「図画工作・美術教育と私の表現活動」 2017 西南学院チャペル講話講師 テーマ“アートを求めて”講話 タイトル「見えないものに目を注ぐ」 2018 文化庁 大学における文化推進事業 福岡女子大学 特別公開講座 「感性がひらかれるとき 触常者 広瀬浩二郎 × 彫刻家 片山博詞」 ワークショップ「ふれる×つくる×わかちあう」(福岡女子大学)講師 2019 福岡女子大学主催生涯学習カレッジ2019開講式トークイベント講師 第28回ロービジョンを考えるシンポジウム基調講演 タイトル「触れて彫刻を鑑賞することの意味」(福岡教育大学) 文化庁 大学における文化推進事業 福岡女子大学特別講座ワークショップ「触れて作品と対話する」講師 長崎県彫刻研究会「彫樹会」実技研修講師 福岡女子大学企画「片山博詞彫刻展」関連ワークショップ「光の中で彫刻を感じる・触れて作品と対話する」 講師 福岡市草ヶ江公民館人権講座「見えないものを見つめ続けて」講師 国立民族学博物館主催「公開シンポジウム 日本におけるユニバーサル・ミュージアムの現状と課題 -2020オリパラを迎える前に-」シンポジスト 2021 国立民族学博物館主催「ワークショップ『感性を開いて、見えないものを見つめる』」講師 第27回福岡市視覚障害者協会文化祭講演 タイトル「彫刻を触れて鑑賞することの意味」 2022 福岡市玉川公民館人権講座「見えないものを見つめ続けて」講師 2023 福岡市簀子公民館人権講座「見えないものを見つめ続けて」講師 ユニバーサル・ミュージアム展岡山巡回展関連企画 ワークショップ「感性を開いて、見えないものを見つめる」講師 福岡市春吉公民館人権講座「見えないものを見つめ続けて」講師 福岡市高宮公民館人権講座「見えないものを見つめ続けて」講師